成果

環境・健康・安全データ

計画・報告システムによって、世界各地に広がるベーリンガーインゲルハイムの全拠点より環境・健康・安全(EHS)データを収集します。継続的な改善を実現すべく、全社レベルで中長期的目標を設定します。ベーリンガーインゲルハイムは、良好な水準の維持、ならびに可能な場合には常に向上に努めます。

EHSデータ:2003年~2008年

労働災害

過去5年間における世界的な事故発生率は、100万勤務時間あたり3.5件の割合に留まっています。これからも、さまざまな安全文化プログラムの実施により、さらなる発生率の低減を目指します。

使用水量

通常、使用水量は、エネルギー使用量および気象条件により±5~10%変動します。使用水量の全般的減少は、イタリア、フォルノボの化学製造施設における再循環冷却システムへの段階的切り換えによるものです。

エネルギー使用量

絶対的なエネルギー需要は増加傾向にありますが、生産量に対するエネルギー使用量は減少傾向にあります。その一因として、設備稼働率の上昇が挙げられます。医薬品製造施設における空調要件の厳格化ならびに新しい工場およびビルの操業開始により、過去数年のエネルギー使用量が上昇しました。特に、最大エネルギー使用量を記録した2003年には、欧州が記録的な猛暑に見舞われ、冷房用のエネルギー需要が増加しました。エネルギー使用量の増加を最小限に抑えるべく、エネルギー効率の最適化を図る対策を講じています。

二酸化炭素(CO2)排出量

2004年10月、インゲルハイムの発電施設における化石燃料から再生エネルギー源(廃材)への転換が完了しました。これにより、CO2バランスが改善されました。チャートは、施設での化石燃料燃焼によるCO2排出量(直接排出)および外部発電による排出量(間接的排出)を示しています。その他の変動要因として、自家発電電力と購入電力の割合の変動があります。

2008年、社用車12,000台、総走行距離4.3億キロメートルによるCO2排出量は76,000トンでした(平均性能基準:走行距離1キロメートルあたりCO2排出量0.21キログラム)。

揮発性有機化合物(VOC)放出量

2002年以降、インゲルハイムの廃ガス精製施設の稼働開始により、VOC放出量が減少しました2006年までの、わずかな全般的増加は、化学製造工場における新たな工程導入および製品ポートフォリオの変更、ならびに溶剤のリサイクル増加によるものです。2007年6月、スペイン、マルグラットの新しい集中排ガス燃焼施設の稼働開始により、同年にはVOC放出量が大幅に減少しました。

二酸化硫黄(SO2)および窒素酸化物(NOx)放出量

SO2/NOx放出量が最も多いのはインゲルハイムの発電施設です。2004年末、廃材使用への変換により、同施設のSO2放出量は大幅に減少しました。

排水 – 化学的酸素要求量(COD)

排水におけるCODが最も高いのは化学製造工場です。さまざまな施設における新しい排水処理技術への投資により、COD除去率が2000年の87%から2006年には95%と、排水処理施設の効率が向上しました。2008年のCOD除去率は98%と見込まれています。

廃棄物

2006年以降、有害廃棄物量が大幅に増加しました。これは、以前はリサイクルされていた、インゲルハイム施設での廃材燃焼によるスラッグが、現在は有害廃棄物に分類され、埋め立てごみとして処理されているためです。スラッグが有害廃棄物に占める割合はおよそ25%です。有害廃棄物のリサイクルが不可能な場合は焼却処理します。