ベーリンガーインゲルハイムとイーベック、完全ヒト抗体の開発・製品化についてライセンス契約を締結
-日本のバイオベンチャーが海外製薬企業と契約する先進の事例-
2008年10月2日
株式会社イーベック
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
(2008年10月2日 ドイツ/インゲルハイム 日本/札幌)
ベーリンガーインゲルハイム(本社:ドイツ/インゲルハイム)と、株式会社イーベック(本社:北海道札幌市)は、イーベックが開発した治療用完全ヒト抗体プログラムの一つについてライセンス契約を締結しました。本契約の締結は、9月29日、ベーリンガーインゲルハイム本社(ドイツ)において行なわれました。本契約に基づき、ベーリンガーインゲルハイムは本プログラムの全世界での開発および商業化の独占権を取得します。また、イーベックは、5,500万ユーロ(約88億円)に及ぶ前払い金および開発ステージに応じたマイルストーンペイメントを受け取るほか、発売後は販売実績に応じたロイヤリティを得ることになります。
イーベックの代表取締役会長高田賢蔵教授は、「バイオテクノロジー分野で世界的に認められている製薬企業ベーリンガーインゲルハイムとの提携に胸を躍らせています。イーベックは、グローバル展開する海外大手製薬企業とライセンス契約を締結したという点で、日本のバイオベンチャー企業の先がけです。このライセンス契約締結は、イーベックの事業発展の上で非常に重要な出来事であることに止まらず、日本のバイオベンチャー企業の研究開発を更に後押しするものであると信じます」と述べました。
ベーリンガーインゲルハイム取締役会副会長 医薬研究開発担当取締役のアンドレアス・バーナー博士は、「イーベックの完全ヒト抗体作製技術に感銘を受けました。グローバル展開する他の欧米大手製薬企業に先がけて、日本のバイオベンチャー企業とライセンス契約を締結したことを嬉しく思います。ベーリンガーインゲルハイムは、研究開発主導の企業として、治療価値の高い薬剤の探索・開発に尽力しています。このベーリンガーインゲルハイムとイーベックとの提携は、患者と医師のニーズに応える、有効性と安全性の高い新しい治療法を開発する大きなポテンシャルを秘めています」と、見解をまとめました。
ベーリンガーインゲルハイムについて
ドイツのインゲルハイムに本拠を置くベーリンガーインゲルハイムグループは、世界でトップ20の製薬企業の一つで、2007年度の売上高はおよそ110億ユーロ(約1兆7,700億円)になりました。1885年の設立以来、人々の健康および保健医療の向上に寄与すべく、世界各国の市場に革新的な医薬品を送り出してきました。2007年度は医療用医薬品売上高の5分の1を投資するなど、研究・開発投資に注力しています。
日本ベーリンガーインゲルハイムは同グループの一員として、日本で40年以上にわたる企業活動を展開してきました。グローバルな研究・開発の一翼を担う医薬研究所や、国内向けとして山形に生産拠点を擁し、呼吸器、循環器、中枢神経、消化器などの疾患領域で有用な医薬品を提供しています。
ベーリンガーインゲルハイムについての詳細情報は:
www.boehringer-ingelheim.com(ベーリンガーインゲルハイムグループ)
www.boehringer-ingelheim.co.jp(日本ベーリンガーインゲルハイム)
からご覧いただけます。
株式会社イーベックについて
イーベックは、札幌を本拠として2003年1月に設立された北海道大学発のバイオベンチャー企業です。EBウイルスの変換方法を用いた、幅広い治療領域(腫瘍・感染症・炎症性疾患・)のヒトモノクローナル抗体開発を専門としています。
イーベックについての詳細情報は:
http://www.evec.jp/index.html(株式会社イーベック)
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